外国ルーツ若者キャリア支援事業

【外国ルーツ若者キャリア支援事業】「外国ルーツ青少年の自立をささえる進路・キャリア支援事業 全国成果報告会 in 広島」を開催

2026 . 07 . 10

【外国ルーツ若者キャリア支援事業】「外国ルーツ青少年の自立をささえる進路・キャリア支援事業 全国成果報告会 in 広島」を開催しました🗣️

 ひろしまNPOセンターでは公益財団法人日本国際交流センター(JCIE)休眠預金活用事業の実行団体として、2024年4月~2027年2月まで「外国ルーツを持つ若者が自ら進路を選べることを支える官民一体となった仕組み構築事業」(外国ルーツ若者キャリア支援事業)に取り組んでいます。

外国にルーツを持つ若者*がことばや文化の違いにかかわらず、進学や就職の情報にたどりつき、キャリアを選べる社会を目指し「支援者がつながることで、よりよい支援を提供できる」という想いで活動しています。*本事業では高校生世代を想定

 

2026年6月27日、公益財団法人日本国際交流センター(JCIE)の「外国ルーツ青少年の自立をささえる進路・キャリア支援事業」より助成を受ける全団体が活動について報告する場として「外国ルーツ青少年の自立をささえる進路・キャリア支援事業 全国成果報告会 in 広島」を広島市内で開催しました。

当日は広島県内外から61名の参加がありました。

 

第1部では公益財団法人日本国際交流センター(JCIE)から「外国ルーツ青少年の自立をささえる進路・キャリア支援事業」のターゲット層である高校生相当年齢以上の外国ルーツ青少年を取り巻くキャリア・進路の情報不足といった課題、教育行政・学校現場における支援の課題や、それを受けて同事業が目指す効果を説明いただきました。

その後、認定NPO法人カタリバ(東京都)「Rootsプロジェクト – 外国ルーツの若者のキャリアを地域で育む」、NPO法人IKUNO多文化・ふらっと(大阪府)「大阪市生野区における外国ルーツの若者の進路・キャリア支援活動と多文化共生の地域内循環の社会的仕組みづくり事業」、NPO法人ABCジャパン(神奈川県)「外国ルーツの若者の多様な進路を切り拓くキャリア形成サポート事業」、NPO法人国際活動市民中心  CINGA(東京都)「外国ルーツの若者が働くための相談センター事業」について、各団体から紹介いただきました。(団体名は登壇順)

 

第2部ではひろしまNPOセンターの外国ルーツ若者キャリア支援事業について紹介しました。

文部科学省の資料をもとに、広島県内における外国人人口の割合、日本語指導が必要な外国籍・日本国籍の児童生徒数の現状、地域における日本語教育が重要施策となっていることを共有したうえで、学校・日本語教室・地域の支援者が一体となって外国ルーツの若者を支える重要性、地域日本語教室で活動するボランティアなどを対象に2025年から2026年にかけて実施してきたアンケート・ヒアリング調査の結果、地域連携を実践している江田島市の事例について発表しました。

地域日本語教室のボランティアなどを対象に実施したアンケート・ヒアリング調査では、地域の外国人支援や国際理解にやりがいを見出すボランティアの存在とその大きな価値を再確認できた一方で、外国ルーツの児童・生徒支援に対する学校現場との意識の差、ボランティアとして教室でできる支援の制限といった課題も浮き彫りになりました。

この状況を改善する糸口として、ひろしまNPOセンターが江田島市の日本語教師・胡子和子さんと協働で実施しているのが、県立大柿高等学校におけるキャリア支援モデルです。

地域日本語教室でも活動する胡子さんは同校の非常勤講師として教職員・生徒の保護者・地域の支援者や有識者と連携しながら、学校内で外国ルーツを持つ生徒の日本語面、学校内外でキャリア面を支援しています。

第2部トークセッションでは同校の宇都宮崇校長、胡子さん、これまでキャリア支援を受けてきた卒業生、在校生にご登壇いただきました。

卒業生と在校生からは、それぞれの進路選択の経験や過程を紹介いただき、キャリア支援を通して進路の不安や悩みに寄り添ってもらえたこと、大学を見学したりロールモデルと交流したりする機会を設けてもらえたこと、日本の教育制度などに馴染みがない保護者との連携をとってもらえたことなど、よかったと感じることをお話いただきました。

宇都宮崇校長からも、授業や進路指導外のサポートがキャリア支援により可能になっていることについて、非常に助かっているとの言葉がありました。

 

報告会の最後には総括として、ひろしまNPOセンター理事の平尾順平より「普段は見えていないところにたくさんの課題がある。ひとりで悩む、ひとりで考えるのではなく、みんなで考えていければ」とのコメントをいただきました。

 

今回の報告会では、広島市中区で竹屋にほんご教室を主宰する美濃みね子さんに総合司会、日本語教師の橋本優香さんに司会サポートとしてご協力いただき、外国ルーツ若者キャリア支援事業において評価広報をサポートいただいているNPO法人ETIC.の木村静さんに第2部のトークセッションを進行いただきました。

また共催の公益財団法人日本国際交流センター(JCIE)の皆さんには開催に向けた各団体との調整から当日の運営まで、絶大なサポートをいただきました。

事業の終盤に差し掛かっている今、ともに考え、ともに行動する大切さを改めて強く感じる報告会となりました。

日本国際交流センター
(JCIE)イ・ヘジンさん

カタリバ
山口光輝さん

IKUNO・多文化ふらっと
橋本真菜さん

 

ABCジャパン
藤浪海さん

 

左から 国際活動市民中心(CINGA)
高田友佳子さん、宮原麻季さん

 

ひろしまNPOセンター
理事 松村渉

 

左から ひろしまNPOセンター 吉本絢、
ETIC. 木村静さん

 

左から 県立大柿高等学校
宇都宮崇校長、在校生、卒業生、
日本語教師 胡子和子さん

 

ひろしまNPOセンター
理事 平尾順平

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