【外国ルーツ若者キャリア支援事業】DLA勉強会を開催しました📐
ひろしまNPOセンターでは日本国際交流センター(JCIE)休眠預金活用事業の実行団体として、2024年4月~2027年2月まで「外国ルーツを持つ若者が自ら進路を選べることを支える官民一体となった仕組み構築事業」(外国ルーツ若者キャリア支援事業)に取り組んでいます。
本事業では、外国にルーツを持つ高校生世代の若者が自分でキャリアを選択できる社会を目指して活動しています。
2025年5月31日、外国にルーツを持つ高校生の支援者に向けた「多文化・多言語の高校生の支援とことばの力を図る『DLA』勉強会」を開催しました。
DLA(Dialogic Language Assessment)は対話型アセスメントと呼ばれる評価ツールで、文化的・言語的にさまざまな背景を持つ外国人児童生徒たちの日本語能力を1対1の対話で測るものです。
講師に県立広島大学の中石ゆうこ准教授をお迎えし、支援者17名がDLAについて学びを深めました。
勉強会ではまず中石さんより、DLAでは対話を通して日本語だけでなく生徒各自の言語や普段のようすを観察し、本人や保護者からの聞き取りなどもあわせて「ことばの力のものさし」を参考に測る、といった説明をいただきました。
また実践分析のため動画を視聴し、生徒が自分の持つ能力より高いものを課せられたときの言語的な挫折(会話が短文レベルになる等)と非言語的な挫折(落ち着きがなくなる等)を見極めることが大事、といった意見があがりました。
DLAは生徒の力を捉える手がかりのひとつであり、日本語力だけで判断しないために母語支援者の育成が必要であること、生徒の背景把握が大切であることなども指摘されました。
参加者の多くが初対面ではありましたが、情報交換の時間はお互いの支援活動における悩みや不安を話したり、使用している教材や関連する情報などを交換したりする様子が散見されました。
アンケートでは勉強会の満足度が高かった(満足と答えた人は 80%以上)ことが分かり、さらに学びたいことへの回答には「キャリア支援の実態・実例」「高校での支援の現状」という意見が多くありました。
勉強会での成果を今後の事業に活かしていきたいと考えています。
