【外国ルーツ若者キャリア支援事業】支援者対象に対談イベントを開催しました🗣️
ひろしまNPOセンターでは日本国際交流センター(JCIE)休眠預金活用事業の実行団体として、2024年4月~2027年2月まで「外国ルーツを持つ若者が自ら進路を選べることを支える官民一体となった仕組み構築事業」(外国ルーツ若者キャリア支援事業)に取り組んでいます。
本事業では、外国にルーツを持つ高校生世代の若者が自分でキャリアを選択できる社会を目指して活動しています。
2025年8月31日、外国にルーツを持つ高校生のキャリア支援者を対象に「多文化・多言語の高校生のキャリア支援者 もやもやを言葉にする対談」を開催しました。
江田島市を拠点に支援者として活動する胡子和子さんを話し手、県立広島大学の中石ゆうこ准教授を聞き手にお迎えし、日本語指導が必要な児童・生徒の現状、キャリア支援の留意点などを共有いただきました。
胡子さんからは、少子化による生徒数減少を補うため外国ルーツの生徒を入れる地方の高校も少なくないという現状が共有され、多様な生徒がいる中で「入り込み支援(注釈1)」「取り出し支援(注釈2)」両方の必要性が指摘されました。
中石さんからは、こうした現状の中における支援ニーズ判断基準としてのDLA(注釈3)の重要性が言及されました。
また、実際の支援ケースから感じる「もやもや」とその解決策を話し手・聞き手・参加者が一緒に考え、話し合いました。
イベントを通し、学習支援者、教師、外国人保護者、現役高校生など多言語・多文化の高校生に関わる様々な立場の参加者が現状や課題を共有できました。
アンケートでも、当事者や保護者の体験談を聞きたい、政策や企業の動向について知りたいなど、それぞれの視点から次の展開を期待する声が上がっています。
今後は多様な関係者のネットワークを構築しつつ、生徒に直接関わる学習支援者やキャリア支援者のスキルアップに資する研修なども企画していきたいと考えています。
(注釈)
1:学級で生徒と一緒に授業などを受けながら支援すること。
2:学級とは別室で生徒の支援をおこなうこと。
3:Dialogic Language Assessmentの略称で、対話型アセスメント。文化的・言語的にさまざまな背景を持つ外国人児童生徒たちの日本語能力を1対1の対話で測る支援付き評価ツール。
