NPOとは
NPOとは
NPOという言葉は、Non-Profit Organization(非営利組織)の頭文字をとったもので、企業など営利を目的しない、利益(剰余金)を配分しない(非配分の原則)、民間の組織の総称です。
NPO法人は、特定非営利活動促進法に定められた20の分野のいずれかに該当し、不特定かつ多数の利益の増進に寄与することを目的に、同法の定めるところにより設立された団体のことを指します。複数の分野で活動することも可能です。また、収益事業を行い、その収益を特定非営利活動に充てることも認められています。
さらに運営組織や事業活動が適正かつ公益の増進に資することにつき一定の要件を満たしたNPO法人は、認定NPO法人として、税制上の優遇制度を活用することができます。
NPOとよく似た言葉にNGO( Non-Governmental Organization=非政府組織)という用語があります。NPOもNGOも、営利を目的としない民間の組織を指す点では変わりありません。NGOは第二次世界大戦後、国際連合で使われ始めた用語で、開発協力、難民支援、地球環境問題など、国際的な舞台で活動する団体に使われています。
NPOであるための条件
※ジョンズ・ホプキンス大学の非営利セクター国際比較プロジェクト提唱
(1)非営利性(Non-Profit)
利潤を分配しないこと。利潤が発生しても本来の活動目的に再投資する。
(2)非政府性(Non-Government)
政府から独立していること。ただし、政府援助は排除しない。
(3)公式性(Formal Organization)
外部によって支配されず、独立して組織を運営していること。
(4)自律性・自己統治性(Self-Governing)
組織としての体裁を備えていること。
(5)自発性(Voluntary)
自発的な意思によって組織されていること。寄付やボランティアなど、自発的な参加を含む。
NPOの現状
21世紀に入り、社会ニーズの多様化や経済のグローバル化がすすみ、私たちは政府や市場だけでは解決できない様々な課題に直面しています。我が国でも、第3のセクターである非営利組織(NPO)が、先駆性や柔軟性、当事者性にもとづく専門性等の機能を発揮して、新しい公共サービス、社会サービスの担い手として、また、地域の課題解決の担い手として成長していくことが期待されています。
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